生のバイクを間近で初めて見た
ヘルメットを買いに行ったレッドバロン(もう伏せ字じゃなくていいでしょ)でのお話。
「すいません、思ってたより高かったので今日はやめときます。バイク少し見てってもいいですか?」
というと
「どうぞどうぞ、どんなバイクがおすきなんですか?」
「バイクのことは全然わからないんですけど、ネットで見ていいなーと思ったのはドラッグスターとエストレヤとSRです。」
「どれもありますよ〜こちらです」
最初にドラッグスター。
「うわ、でかい・・・。」
ドラッグスターは人気があっていろんな色のものがちょこちょこ入荷してくるらしい。
そしてエストレヤ。ネット情報によると女性でも足つきがよいとのこと。でも・・・。案外シートが高い・・・。
SR。
「お客様からお預かりしているものしか置いていないのですが触れずにご覧ください」
これまたでかい。
感想。いやーバイクってでかいのですね・・・w
まあでもすぐ買うわけじゃないしゆっくり検討しよう。
そして帰り際に入り口にあるシルバーにキャメル色のシートのバイクに目がいく。
SUZUKI ボルティー
14万円
やすっ!!!
これぐらいなら買えるかも・・・。
間近で見る、触る、跨る。
うおー足がべったり付く!何これタンクまん丸で見た目もかわいらしい!
気に入ってしまいました。
そして帰ってボルティーの画像を検索しまくるのでしたw
低身長でバイクの免許を取得するために。
私は身長157cm。
私の入校した自動車学校の教習車はHONDAの「CB400 SUPER FOUR」。
シート高は750(mm)とあります。
車両重量は198【207】(kg)。
私の場合は両足のつま先がやっと届くかなーぐらいでした。
股下を測ってみましたよ!
69cm。平均以下の短足ですね・・・。平均よりは短いみたいです・・・。
しかも太ももが太いのでまたがった時にはその分地面に遠くなります(T ^ T)
私が教習の中で一番怖かったのが発進停止です。これは足が届かないことと車体重量を支えられないために止まると転んでしまうせいです。
でも教習所の指導員さんは男性で足が届くのでなぜ止まったら転ぶのかまったくわかってもらえませんでした。
そこで私がしたこと、とにかくバイクに触る!押す!転んだら起こす!
転んだ時にバイクを起こすのはほとんど指導員にやってもらっていたのですが、途中からやらせてもらうようにしました。元指導員の友人からのアドバイスでした。バイクを支えるバランスを覚えたらバイクは指一本で立たせておくことができると。
教習所のバイクは壊してもいいんだという思いと、自分がバイクの下敷きにならないことだけを考えて教習しました。おかげさまで転んでバイクから逃げるのだけはうまくなりました・・・。
自宅では自転車のシートをめいっぱい上げて止まって左足をつく練習もしました。
それと、友達に原付をかりて発進停止をやりました。これは普通自動車免許を持っている人にしかできないことですが、軽くて足つきの良い車両でブレーキ操作を自然にできるようになることはとても良い練習になったと思います。
教習所でも小型二輪に乗らせてくれとお願いして1時間乗らせてもらいました。小さいと怖くないからできるんです。
それと、検定車ということでずっと1号車で練習をしていたのですが、1号車のメインステップをへしおった方がいらしてw
それで2号車に乗ることになったら、あれ、なんか停りやすい。これ本当に少しの差だと思うんですが自分は2号車が合ってました。
大きな教習所だと毎度違うバイクに乗るのかもしれませんが、ど田舎の教習所でほとんど1対1での教習だったためいろいろ融通が利いたのもあると思います。
結局バランスかなとw
止まったままでバイクを支えられる位置に左足をつく。これを何回もやらせて貰えば良かったと思いました。止まったら転ぶという恐怖心はついてまわり、バイク屋さんでまたがらせてもらった時に両足が震えるほどでしたw
その時はさすがにもう免許取るの諦めようかと思いました。
途中から左足でバイクを支えられるようになったら、別に低速でバランスを崩しても足をついて止まればいいんだ、と気付いたというかできるようになったというか。
言葉で説明するのは難しいのですが、両足を地面から浮かせたままで立ってられれば停まるのなんて簡単なんですよね。
そこらへんがずっとわからなくて無駄に何時間も補講してしまった気はします。
足つきに自信がない方は、おもいきって最初の2時間は取り回しとまたがって足をついてバイクを支える、こればっかりしてもいいんじゃないかと思います。
教習で悩んでいる方、免許を取りに行こうか悩んでいる方の参考になれば、と思います。
また、私が教習中になんども勇気をもらったブログを紹介させていただきます。
人生についてもですが、私も自分とかぶる部分が多くあり教習をやめようと思うたびに読ませていただきました。
教習に必要なもの
・長袖
・長ズボン
・運転に適したシューズ
・グローブ
・ヘルメット
・雨天用のカッパ
・飲み物
・教本
・教習手帳(私の場合は最初から卒業まで指導員預かりでした)
長袖に関しては視認性の良い派手な色が良いということでしたが、私はしまむらで買ったジムに着ていくスポーツ用の長袖Tシャツを着て教習をしました。
長ズボン、ほとんどジーンズでやりました。イオンで3千円ぐらいで買ったものです。
運転に適したシューズ
これが結構悩みどころでした。初日から雨だったのでスニーカーというわけにもいかず普通に普段履いていたブーツで行きました。かかとがわりとつるつるだったので足をついた時とペダルの上ですべりそうでこわかったです。
途中で足つきの良さをカバーするために厚底ブーツを買いました。
教習前に先走って買ってしまったスニーカーは結局教習では一度も履きませんでした。
【ラフ&ロード/RR5837】目指したのはライディングとファッションの融合というチョット欲張りなスニーカーです。 Rough&Road
- ジャンル: ブーツ
- ショップ: MotoGoods Market
- 価格: 8,715円
でもST250ではスニーカーの方が乗りやすくて、逆にブーツは納車の日以外履いていないんです。教習用に買うにはブーツは高すぎたのですがやってみないとわからないことだらけだったし、ブーツはブーツで冬履くと思うので大切に使いたいと思います。
自動車学校での引き起こしのテスト
5月7日、二輪免許を取るためにはまずバイクを倒した時に起こせるかどうか、またがって足がつくかどうかというテストをするらしい。
そんなことも知らずに行きましたw
身長は157cm、週に1〜2回ジム通いはしてるもののダイエット目的で軽い負荷でやってるだけです。中高は厳しい部活をしていたもののアラフォーの今、運動不足、力不足は否めません。
奥の赤いバイクでテストしました。
バイクを見て最初に思ったのが「え、でか!なにこれ無理!」。
起こす時に持つ場所や力の入れかたを教わったにもかかわらずビクともしない・・・。
またがってみる、つま先がちょんとつく程度。(短足なんですよ、太いしね・・・)
これは入校させてもらえないなぁと思ったのですが指導員の方が
「まぁ、やってれば起こせるようになるから。いいよ合格」
と言うのです。実はこの指導員、20年前に自動車免許を取った時に教わった先生です。記憶力がすごいのかなんなのか私の下の名前を覚えていてびっくりしました。
倒して起こせないのに乗っていいのだろうか。そう思ってすっかりビビってしまった私でした。
人生初ヘルメット
免許を取りに教習所に通い始めたのは良いのですが、バイクの知識はゼロ!
教習所に通うためにはヘルメットがいるらしい。ヘルメットって何買えばいいのさ・・・。そんな私を助けてくれたのが自動車学校の元指導員をしていたS君。
そして小学校の時の後輩ちゃんとその彼氏さん。と、もうひとり後輩君。
後輩ちゃんと彼氏さんは帰省する時にはバイク二人乗りで帰ってくるんですよね。
それに後輩も免許持ってるらしいです!
最初にネットでどんなヘルメットがあるのか見初めて気に入ったものをLINEで送ると
「それは半ヘルと言って普通二輪ではダメなんでフルフェイスかジェットヘルメットで検索してみてください」と言われました。
S君からは「ヘルメットはバイクに合うのが欲しくなるけど今は乗りたいバイクすら決まってないんだからネットで教習用の安いの買え」と言われました。
そしてネットで安いの見つけましたよw
でもサイズがわからない・・・。どうしようか悩んだ末、バイク屋行ってかぶってみればサイズわかるんじゃね?ってことですぐにバイク屋さんに向かいました。うちは過疎化の進む辺鄙なド田舎なので最寄りの全国チェーンのバイク屋さんまで車で1時間ちょっとかかります。
バイク用品店となるともっと遠いのでとりあえず一番近いレッド○ロンへ。
急いで注文しないと教習に間に合わないんですもんw
めちゃめちゃ緊張しました。入ったことないし、見たことないバイクいっぱいあるし!
きょどりながら奥に行くと優しそうな店員さんが。バイクをお探しですか?と。
「いえ、すいません。実はもうすぐ教習がはじまるんですがヘルメット持参じゃないといけないって言われてヘルメット見に来たんですけどありますか?」
「うちはあんまり置いてないんですけど少しならあるのでどうぞご覧ください」
そして欲しいのに似たジェットヘルをかぶってみる。サイズを見る。よしMサイズだな。
「すいません、思ってたより高いので今日はやめておきます。ついでなのでバイクを少し見ていってもいいですか?」
というと
「どうぞどうぞ!」
そして店員さんがヘルメットを見るなら鈴鹿の南海部品さんに行くと結構置いてあると思いますと教えてくれました。
で、あれこれバイクを見るわけですがその時の話はまたあとで。
ちなみに私が教習用にネットで買ったヘルメットはこれです。
- ジャンル: ヘルメット
- ショップ: FS JAPAN バイカーズ ショップ
- 価格: 3,980円
バブルシールドは最初からクリアがついていますが別売で何色かあります。同時購入すれば変えてくれるというレビューもありましたが私は後でレインボーを買って自分で交換しました。
10円玉があれば簡単に交換できます。
レインボーは顔はなんとなくわからないかなーぐらいな薄さでトンネルも少し見づらいけどそのままいけます。
- ジャンル: シールド
- ショップ: FS JAPAN バイカーズ ショップ
- 価格: 2,000円
ヘルメットのサイズ感ですが自分の頭を測った時に57cmだったのですが、このヘルメットはフリーサイズ(57〜60未満)とありましてかぶると結構ぶかぶかです。とても軽いです。近所を街乗りするだけなら十分だという印象です。
なんでいい年して今更バイク免許取るの?その②
このGWの出来事なんですが、うちの妹(同じくアラフォー)が突然自動車免許を取ろうと思うと言いだしたのです。うちの妹は高3の時に親が全額出すから取りに行けというのを断ったぐらい免許を取りたくない人間でした。
「自分は鈍いから運転にはむかない。人を殺したくない」
そんな理由でしたが東京に住んでるぶんには自動車ってなくても生活できるんですよね。だけど数年前に三重県にUターンしてきたら田舎すぎて車がないとどこにもいけないわけです。私がいないとどこにもいけない状態ですね。
そこで「いい加減免許とったら?」と言ってみたのですが
「絶対取らない、そんなことばっかり言うなら家出する、横浜に帰る」
というんですよね・・・。
年明けに母に胃がんが見つかりまして。
3月に胃がんの手術をしたのですが、東京で手術をしたため私が2週間付き添いました。その間三重の実家にいた妹は車がない生活なわけです。そして今は3週間に1度東京に行き、抗がん剤治療を受けています。車で往復している私を見て何か思ったのでしょうか。
妹が自分から「免許取ろうかな?」と言ったのはうちの家族にとってはお祭り騒ぎだったわけで、言い出した時に取らせないと気が変わったら困る!ということで持ち上げて持ち上げて教習所に連れて行くことにしました。
その時に私が
「妹が免許取りに行くなら教習所まで送っていかなきゃいけないし、それならついでに私もバイクの免許とってみようかな〜?」
と無理矢理つぶやいてみたわけです。まあ反対されるだろうなと思ったのですが今度は妹が
「そうしなよ!それがいいよ!私も送迎だけされても気が引ける、お姉ちゃんも通うならついでに乗せてもらえばいいんだし!」
と賛成にまわってくれたわけです。
母は
「危ないけどそんなに取りたいなら取ってみたら?人間いつ死ぬかわからないんだからやりたいと思った時にやりたいことやっておいた方がいいわよ」
というわけです。本人は癌になっていろいろ思うところがあったのかもしれません。
そしてもうひとつ、5月二輪応援キャンペーンとかいうのがやってまして、なんか1万円引きだったんですよねw
これはもう取れってことだ!と思いましたよねw
しかし、父には言えずw
何歳だよおまえって自分でも思いますが、言えないまま教習所に通い始めました。
なんでいい年して今更バイク免許取るの?その①
なぜ40歳を超えてから免許を取ろうと思ったのですか?
と、よく聞かれるのでまとめておこうと思います。
一番最初にバイクに興味を持ったのは小学生の時です。修学旅行のバスの中で先生が
「バイクの人にピースしたら返してくれるんやで〜」
と言うのでバスの窓からピースしてみると本当に返してくれたんです。そのうちの一人が空ぶかし音で「チューリップ」を奏でながら走っていきましたw
後から調べたんですが「コール」とか「アクセルミュージック」っていうのでしょうか?
空ぶかしって暴走族って言われる人たちがやるのかなぁというイメージが強いのですが自分はそのチューリップが衝撃的すぎて忘れられなかったんですね。
バイク側からピースしたいなぁって思った記憶があります。
でも、バイク=危ない、暴走族、不良というイメージを持った親世代なんですよね。そして女の子が乗るものじゃない。決まってそう言われてしまうんです。
だから乗ってはいけない乗り物というイメージをもって大人になりました。
高校を卒業してから専門学校進学のために上京をし、東京に住んでいながらバイクに乗ると言う選択肢はまるでありませんでした。
次にかっこいいと思ったのがテレビで観た荒川静香さんの映像。あんなに華奢な体でめちゃくちゃでかいバイクに乗ってるのを見て、女の人でもあんな大きいのに乗れるのかぁ、かっこいいなぁと思いました。
そして最近の話です。私は週末雑貨屋で働いています。そこにアラフィフぐらいの女性ライダーさんが一人で来店しました。スポーティーなライダースーツにかっこいい赤と黒のヘルメットを持って、雑貨を見てニコニコしてるわけです。かわいらしい雑貨を買った後、ものすごいカッコいい音をたてて颯爽と走って行ったんですよね。そのギャップに萌えてしまったというかw なんとも言えない気持ちになりました。
バイクの知識ゼロだったので車種はわかりませんでしたがとにかくカッコよかったんですよね。
そんな時に、いつも通っている整体の先生(高校の後輩)が
「実はバイクの免許を取ったんですよ。」というわけです。
すると今度は幼馴染がバイクの免許取りに行く話をしてきたわけです。二人ともアラフォーですよ。
その時に、「え?バイクの免許ってこんな年でも取っていいの?」と衝撃を受けました。でも取りたいと言っても実家暮らしの私にはなかなかハードルが高かったのです。